北方・見晴通り

これは、本郷町から見晴(みはらし)トンネルにむかう見晴通りで見つけた石積みです。

この写真はトンネル側から撮ったもので、右側が山手の旧居留地につながる丘です。ただし、この石積みの道は現在では行き止まりになっています。
この擁壁は、3層に分かれているように見えます。一番上の白っぽい大谷石の層は、かなり新しいもののようです。その下に2段に渡って、少し高いサイズの黒っぽい長手積みが見えます。そのさらに下、同じ長手積みでもわずかに低い石から下は一番古い擁壁と思われ、ブラフ積みのパターンが見られます。

見晴通りは、関東大震災の後に造られたものです。震災前の地図を見ると、このあたりから見晴トンネルにかけては道が見当たりません。この擁壁は、山手から北方へ降りる道のひとつだったと思われますが確証はありません。



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