立野の山に残る石垣


(2003/Sep)
立野(たての)の山へ上る古い階段です。JR山手駅から本牧通りへ出る一方通行路の途中にあります。この写真の右手に大和町の銭湯「いなり湯」さんが健在です。昔、親に手を引かれて通ったことがあります。

(2005/Feb)
階段の西側に古い石垣が残っています。ここ以外は写真右側のように、コンクリートで固められ、昔の面影はとどめていません。階段上の擁壁からすると、昔、ここはかなり切り立った崖だったようです。あるいは、ここら一面に広がっていた田圃を埋め立てるための土取り用に削られたのかもしれません。ちなみに、天沼のキリンビール工場から出た石炭殻も、その埋め立てに使われたという話があります。

(2005/Feb)
積み方はブラフ積みのようでもあり、そうでもないようでもあり....。ここは、幕末から明治初年にかけて、現在は大和町通り(山手駅前通り)となった「鉄砲場」の東端にあたります。外国人居留民の運動会なども開かれた場所です。地元の農家が、水田を外国人向けに即席のアイススケート・リンクとして提供したのもこのあたりのようです。



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