古壁の鬼籍(2)
現在では見られなくなった「古壁」の在りし日の写真を紹介するページ、その2です。その1と時間的に前後するものもありますが、主に2011年以降に失われた「古壁」を載せています。
|
| |
|
山手・畑町の廃屋
|
(2011年9月撮影)
|
このウォッチング開始時からなじみ深かった廃屋だが、素性を明らかにできないまま 2012 年 2 月解体撤去された。
|
|
貝殻坂下の長手積みとブラフ積みの重層擁壁
|
(2012年2月撮影)
|
下部が長手積み、上部がブラフ積みという構造で、山手の石積みの発展過程をしのばせるものだったが、上からの土砂の崩落が激しかったためか、2013年3月に撤去されて間知石の谷積み擁壁に。
|
|
山手・西野坂の刻印レンガ
|
(2006年3月撮影)
|
製造会社(明治21年創業・横浜煉化製造会社)を特定できる数少ない刻印の1つが付いたレンガ片。同社のロゴと「い」の字が見える。2006年12月までは存在を確認していたが、その後、いつしか姿が見えなくなった。
|
|
山手トンネル上の桜刻印レンガ
|
(2014年9月撮影)
|
駐車場の隅の切れ込みに、はめ込まれるように置かれていたレンガ片。くっきりした桜のマークが刻まれていた。その後、2016年秋の段階では、姿が見えなくなっていた。上から土が盛られてしまった可能性もある。
|
|
山手・橦木町の刻印レンガ
|
(2014年12月撮影)
|
住宅のコンクリート擁壁の天辺に1段だけ並べられていたレンガの1つに、丸に桜のマークが刻印されているのを見つけた。しかし、わずか2ヵ月後、再び見に行ったときには、住宅の建て替えで跡形なく撤去されていた。
|
|
山手・弓町下の刻印レンガ
|
(2008年3月撮影)
|
2007年に見つけた桜の刻印入りレンガ片。住宅の基礎部分の擁壁として積まれていたレンガ。古い建物を撤去した際に露出したらしい。2009年夏に新しい家を建てるにあたって、上に新しいレンガが積み増しされて再び眠りについた。
|
|
|
|