山手・南坂


これは私が小学生の頃から見慣れていた風景なのですが、この坂の名前が「みなみざか」であるとは、つい最近まで知りませんでした。地元では「セントジョセフの坂」で通っているようです。左の石垣の上には、2000年(平成12年)まで、在日外国人子弟のための(少なくとも昔はそうでした)学校、「セント・ジョセフ・インターナショナル・スクール」が建っていました。跡地は大きなマンションとなり、この坂の古い石積みも2003年暮れから2004年にかけて解体され、新たな石垣に姿を変えました。残っていたら、山手随一の規模のブラフ積みだったと思います。(写真は2002年4月撮影)


次の2枚の写真は、2004年3月の姿です。マンション建設にあたっては、地元住民から「山手の景観を壊すな」と激しい反対運動があったせいか、新しい擁壁にも、とってつけたようなブラフ積みの「復刻版」が採り入れられています。

2004/Mar

2004/Mar
南坂の東側擁壁。諏訪町通りで左奥が「ビヤ坂」です。この写真を撮っている場所は北方(きたがた)小学校の正門前で、この写真の左側に校庭が広がっています。私の出身校です。 北側擁壁。この坂を登り切ると山手本通りです。この坂の右側、民家の建ち並んでいるあたりに、明治時代に牧場があり、山手に住む外国人居留民に牛乳を供給していました。古い絵図では、右の家のあるあたりに池が描かれており、その境と思われる石垣は現在も見られます。


解体される前の南坂。

2003/Mar

2003/Feb
この坂は、私の思い入れの強いところです。詳しくは南坂・東側擁壁のページへ。 詳しくは北側擁壁のページへ。



Copyright (c)2003 fryhsuzk. All rights and wrongs reserved.