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山手に残る古い境界石

はじめに

■関東大震災前の横浜の面影を伝えるものに、土地の境界を示す境界石があります。特に山手地区には、明治期またはそれ以前に設置されたような古い境界石が今なお存在します。その遠因には、やはり山手が外国人居留地として開かれ、永代借地権が長く外国人の手に握られていたという歴史があるのかもしれません。

■山手で見られる古い境界石には、主に3つの種類があります。慶応年間から明治32(1899)年まで外国人居留地と日本人居住地との境界を示す役割を担った「居留地境界石」(右写真)と、居留地内の各敷地を区切る「敷地境界石」、それに、ごく少数ながら設置時期が関東大震災以前までさかのぼりそうな「道路境界石」です。

■このうち、「居留地境界石」と「敷地境界石」については、2010年以降、「現役の居留地境界石を確認」「山手に残る敷地境界石」のページで紹介してきましたが、今回、その後に見つかった2つの居留地境界石と、それに関連して新たに浮かび上がったテーマとして道路境界石の記事を追加し、全体を4つのページからなる1つのシリーズにまとめました。ウォッチングの進化過程も残しておきたいという理由から、旧来のページ内容は原則的にそのまま残してあります。このため、重複や古くなった記載内容も含まれますが、ご容赦ください。

居留地界石
■全体の構成は次のようになっています。リンクをクリックして各ページにお進みください。

(2016年3月記)


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