山手震災痕めぐり

■今年は大正 12 年の「関東大震災」からちょうど 90 年目にあたります。一昨年の「東日本大震災」以降、次なる大地震に備えて関東大地震を見直そうという機運も高まっています。横浜中心部に残っている関東大震災ゆかりの場所を巡ってみるのもいいかもしれません。

■ここでは山手地区から 10 ヵ所を選び、「古壁ウオッチング」の立場から札所巡り風にまとめてみました。観光案内はこの Web サイトの本意ではありませんが、普通の横浜見物も楽しみたいという同行者がいる場合を考え、道順も少し工夫してみました。起点は、諸事情から谷戸坂下になりました。みなとみらい線なら元町中華街駅の元町商店街口を出ればすぐ近くです。終点は JR 石川町駅です。

「札所」順路 (1) 谷戸坂・裏坂の焦げたブラフ積み (2) 英国海軍病院の断崖 (3) マーテン邸跡のブラフ積み (4) 地中に残る麒麟麦酒・天沼工場 (5) May They Rest in Peace...山手外人墓地 (6) 貝殻坂通りのブラフ積み震災痕 (7) 元町公園内の被災洋館跡 (8) チェリー・マウント・ヒル跡 (9) 撞木町のレンガ造り洋館跡 (10)大丸谷坂の震災地蔵 ※上のリンクか地図にある番号をクリックすると各場所のページにジャンプします。

■なお、地図はおおざっぱに作ったものなので、実際に歩く場合は、きちんとした案内書か地図をお持ちになることをお勧めします。また、単に「震災」と書いたところは「関東大震災」を指しています。

■寄り道しなければ２時間ぐらいの行程かと思います。1 番札所から進んでください。（2013年３月作成）